みなし贈与とは?

本来の意味の贈与でなくても実質的に経済的な利益がある場合には、贈与を受けたことと同じと解釈して贈与を成り立たせることがあります。このような贈与を「みなし贈与」といいます。

みなし贈与財産について

本来の意味の贈与とは、お互いの合意があって初めて成り立つものです。つまり、「これあげます」「いただきます」といった内容で贈与は成り立ちます。

しかし、本来の意味の贈与でなくても実質的に経済的な利益がある場合には、贈与を受けたことと同じと解釈して贈与を成り立たせることがあります。このような贈与を「みなし贈与」といいます。

ですから、贈与者と受贈者双方がお互いに贈与と思っていなくても贈与とみなされ、贈与税が課税される場合があります。

生前贈与見なし贈与

見なし贈与財産の具体例

(1)親族間の借金

子が親からお金を借りて、住宅用土等を購入するといったことを聞くと思います。この場合、「お金を借りる」ということは借金になり、通常なら子は後々親に返済していくので贈与にはならず、したがって贈与税も課税されないと考えがちです。

逆に銀行からお金を借りた場合を考えて下さい。銀行からお金を借りると、当然のことながら「利子」がかかってきて、元金とともに利子も返済します。

このように考えると、もし親から借りたお金に「利子」がかからない、つまり無利子であれば利子の分だけ経済的な利益があったとし、贈与とみなされて贈与税が課税される場合があります。 

(2)低額の譲り受け

時価よりも、社会的常識を超えた安い価格で財産を譲り受けた場合に贈与とみなされ、贈与税が課税される場合があります。

例えば、子が親から時価3000万円の土地を500万円で譲り受けた場合等が該当します。この場合、3000万円の物を500万円で買うのは社会的常識を超えているとして、2500万円の利益が贈与とみなされ贈与税が課税される場合があります。

(3)債務免除益

例えば、子が親に住宅ローンの返済をしてもらったということを聞くことがあります。このようなことは、借金の肩代わりをしてもらったとして、みなし贈与とされ、贈与税が課税される場合があります。

しかし借金が莫大で、かつ明らかに返済する資力がない場合はみなし贈与にあたりません。

このように、みなし贈与は確定された線引きはありませんが、一般常識をそなえた贈与であることに注意しましょう。

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